風立ちぬ! テレビ放送見ました!
大事なお知らせ。
ブログの場所を移しまして、現在この記事はこちらでも掲載しております。今後は新しいサイトの方でボカロの解釈や、様々なことを更新していきたいと思いますので何卒ブクマの方よろしくお願いいたします!
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みなさん!
お久しぶりでございます。
イケニートでございます!
すいません。
更新がかなりあいてしまいましたw
なぜかわからないんですが、ブログの方とつながらなくてすごく困ってたんですが、なんかの拍子につながってくれましたw
●宮﨑駿監督長編映画引退作品『風立ちぬ』 ついにテレビ
初放送!

さてさてついおととい(2015年2月20日(金))に、『風立ちぬ』が放送されましたね!
自分は映画館で見そこねた人だったので、すごく見るのが楽しみで家に帰ってすぐ見ました!
いやー、やはり大人向けジブリ!ッて感じがすごいしましたね w
大量にたばこを吸うシーンがあり、内容は大人な感じがして今までのジブリ作品とは一味二味ちがった素晴らしい作品に仕上がっていたと思います!
夢を追い続けた、堀越二郎。
一人の人を愛し続けた、里見菜穂子。
最終的にはハッピーエンドってわけでもないですが、とても感慨深い映画だったように思います。
自分はもう5,6回は見なおしたのですが、やはり菜穂子さんが散歩に行くと言って姿を消したシーンとか涙腺崩壊でしたねw
●実は色々な作品が織り交ぜてあった!
映画『風立ちぬ』は堀辰雄さんという小説家が書いた、小説『風立ちぬ』を題材にしている他、堀辰雄さんの様々な作品も織り交ざっているらしいです。
他で言うと、『菜穂子』『美しい村』などなどですね。
里見菜穂子は、その通り小説『菜穂子』が名前の由来で、また上司の黒川さんは『菜穂子』に登場されています。
『美しい村』では、軽井沢を舞台にしたお話らです。
映画の方でも軽井沢のホテルが出てきたので関係があるでしょう。
さらに、小説の『風立ちぬ』のヒロインの少女と小説『美しい村』の軽井沢で出会う展開になってるらしいですよ!
堀辰雄さんは、前の作品の登場人物を他の小説で出すことがあるそうですね。
現在堀辰雄さんの小説を読ませて頂いてますので、わかったことがあったら随時更新していきます!
●喫煙シーンについて!
映画公開された当時、喫煙シーンが多すぎてクレームが来ていたことがあったそうです。
「喫煙シーンが多すぎる、こどもたちに影響が出てしまう」
とか言った方もいらっしゃるようですが、
「これは大人向けのジブリ作品です」
とクレームを跳ねのけたこともあると聞きました。
自分は表現の一種だと思いますのでそういうクレームは全くないのですが、今の時代はすぐクレームが来て大変そうですね(・。・;
さて、映画中で一番喫煙シーンで印象強かったのが、菜穂子の隣で仕事をしながらタバコを吸うシーンですね。
最初見た時、「菜穂子さん結核にかかっているのだから少しは我慢しろよ!」と思いましたけど、3回めくらいから、なんかそのシーンも仕事に熱心な二郎と、それを一途に見守る菜穂子、という風に見られましたね。
そこでさらにたばこをつけることによって、光の差し加減もあってか二郎と菜穂子はまるでお互いの使命を果たしているような印象を受けましたね。
二郎は飛行機を作り、菜穂子は一途に愛する。といったところでしょうか。
一個一個のシーンも考えずにはいられませんね!
●風がたつ、帽子。
作中で気になったのが、ちょくちょく風が吹いて帽子が飛ばされることでしたね。
「どんだけ飛ばされんだよ!」って思いましたけど、これもちょこっと考えれば密接に関係しているのではないかと思いました。
作中前半、二郎、菜穂子の初めての接触の時です。
これも風が吹く(風が立つ)ことで、二郎の帽子が飛ばされ、菜穂子がナイスキャッチ!
それと、軽井沢に休暇に言った時の話ですね。
菜穂子が油絵を描いている時に、風が吹く(風が立つ)ことでパラソルが飛ばされ、それを二郎がナイスキャッチ!
そんなこんなで、風が立つことで物語が大きく動くわけです。
あと帽子のことについてほんとうに素晴らしい考察をしている方がいるな、と思ったのですが、
二郎が名古屋の仕事場についた時、黒川さんが 「帽子はここ!」 と言いましたが、
それは二郎がこれからここで働き続けるという意味があるのではないか。
という考察ですね!
あぁ確かに言われてみれば…と自分で納得したところはありました!
ちなみにこちらに書いてあります。
「風立ちぬ」の帽子はその人が「いるべき場所」を示している - エキレビ!(1/2)
確かにラストのシーン。
二郎は帽子をかぶっていません。
ということは、二郎は夢の世界ではなく、現実の世界にいるべきだ。はたまた、職場にいるべきだ。ということになるのかもしれませんねぇ。
菜穂子も帽子をかぶっていませんが、おそらく天国にいかれたのかな。
いやー奥深い!
●生きねば。
映画「風立ちぬ」のキャッチコピーですね。
いろんなパロが出回っていたので正直バカにしていたところはありました。
でも本当に素晴らしいキャッチコピーですね。
もうこれは本当にそのまんまの素の意味なんじゃないですかね。
「生きる。」
これにつきますよw
菜穂子も「あなた、生きて」と言っていましたね。
作中でも何回も描写がありましが、不景気で戦争まっただ中、その中でも生きる。
今の時代では、自殺や殺人、交通事故、自然災害、やはりなくなる方は絶えません。
昔の方々はほかに、戦争なんていう殺し合いが加わるわけです。
そんなかでも生きる。
生きて生きて生き続ける。
宮崎さんは生きることについてなにか伝えたかったのかなと思いました。
●声優について
二郎の声優さんは、 「新世紀エヴァンゲリヲン」シリーズの庵野監督なんです!
本当になんか、セリフ棒読み。みたいな感じがありましたw
最初はかなり気になっていたんですけど、見ていくうちにその棒読みにも独特の味を感じました。
なんといっても、二郎の絵の表情と見事にマッチして、最近の声優さんに見られる過度な気持ちの表現ではなく、自然な喜び、悲しみ、そういったものがよく出ていたと思います。
ジブリ作品の絵は、とても表情豊かですので声優の過度な味付けなんて必要ないんだなぁと見ながら思っていましたねw
本当にいい味を出していると思います!
他の声優さんも何かと豪華な方々を採用されていますので、気になった方はぜひ調べてみたください!
●感想
いやー、本当に感慨深い素晴らしい作品だったと思います。
この映画のおかげで、夢を追いかける素晴らしさ、人を愛する素晴らしさ、生きていることの素晴らしさ。
本当に人生観が変わったように思います。
昔はとても熱心で勤勉で、本当に見習おうと思いました。
それに、女性陣のあの上品、謙虚さ。
もう本当に昔の方々は素晴らしい心をお持ちになっているなと感嘆の声を漏らしてしまいました。
「生きねば。」
生きるという素晴らしさ、全力を尽くす素晴らしさ。
そういったものを感じ取ることが出来ました。
決してハッピーエンドってわけでもありませんが、絶対に見たほうがいい作品の一つだというふうに思います。
ほんとうに素晴らしい作品でした。
さすが宮﨑駿監督ですね!
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